M57NarrowBand
天文ガイド2013年12月号入選作
M57のNarrowBandです。撮影しようと思ったきっかけは、高校天文部の友人から貰った星の書籍の中のパロマ天文台で撮影された写真からです。
ドーナツ星雲のドーナツが全く無くなった写真が掲載されていて、興味を引いたものです。
その波長がHe?と知ったのは、大学生の頃だったと思いましたが・・・
いずれにしても、いつかは撮影したい天体の一つでした。
データ的には、すでに天文ガイドで入選させていただいた画像データを使用し、さらに昨年撮影したHe?のデータ(今年は悪天候で撮影できなかったんですよ・・)を使って仕上げたものでしたが、自分にとっては、これがM57という天体の集大成ですから、ダメもとでも送ろうと応募したのでした。
採用して頂けて、よかったです。
ちなみに、パロマの図鑑では、He?の反対にリングだけってのもありまして(Hαでもリングの内側にガスが分布しているのは判りますね)、こちらは、OI、波長630nmを使っています。
これに適用できるフィルターはさすがに所持していませんが、惑星状星雲用としては興味深いフィルターになるだろうとは思えます。
でも、今更買えないなぁー・・
彗星のNaテイル用の589nmと合わせて買っておけば良かった?とちょっと後悔しないではないですが・・
M57については、あとは、S?ではどう写るのか?と、赤外三色分解で、どうなるのかは、どこかで撮影してみたいとは思っていますが、さすがに天文雑誌のフォトコンテストに応募できるような結果にはならないでしょう・・。
Albums: 入選作
Tag: 天体写真
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Comments (2)
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う〜む、星雲の光の波長というのは、奥が深いですね・・・
X線で撮った写真、とか、いろんな波長で撮った写真を見ると、
まるで別物に見えますもんね・・・
この写真もそれに近い衝撃を受けました〜!11-10-2013 01:16 ホシミスト_3013 (13)
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ホシミストさん、こんばんわ。
見知った天体が、まるで別物の様に写るのが、NarrowBandの魅力だと思います!
X線でもできれば撮影したいなー (えー ^^;)
それはそれとして、IRで撮影したりはやってみようと思っています。11-25-2013 19:57 UTO (2)
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